かやのみ日記帳

読書の感想や思想を書いています!

シンプルを続けることは難しい

 

シンプルでいられるか

何事もシンプルでいられる時間はあんまり長くないなあと思う。シンプルというのは単純であることだとか、一つのことを貫き通している的な意味合いである。どうにもシンプルでいようとしてもあちこち欲が出てしまうのが人間のような気もする。

 

人生をシンプルに生きようとする人は相当難しい苦行に挑んでいると思う。人間の欲は際限なく、あちこち生活を良くしたいとか”もっとシンプルに”と頑張ってしまうからだ。当初の目的はついつい忘れてしまうし、あまりにも過剰に労力を費やしてしまうこともよくある。

 

現状維持にはいい意味も悪い意味もあって、ただだらけて何もしないのも現状維持だが、これ以上頑張らないとかシンプルなのにもっとシンプルにしようとすることを避けたりすることも含まれていると思う。余計なことをしないということがどうにも難しいように思う。

 

ブログの記事も一つのシンプルなテーマに対して、一つの内容にしないとシンプルではなくなる。一つのテーマにあれもこれもと入れ込んで、おまけに反対意見だとか読者の想像なんていれていくとたちまち複雑になっていく。

 

ブログの運営もそうだし、書く人自身のモチベーションもそうだが気持ちを一つに絞らないとあちこち目移りしてしまってまとまらない。せめて書くときぐらいは気持ちをまとめておかなければ…と最近は反省しきりである。

 

ともかくとしてそもそもシンプルであり続けることはとても難しく容易ではないことを覚えておかないといけない。それは自分に欲求がたくさんあって、好奇心だとか挑戦したい気持ちなどがむくむくと起きるからだ。それに多少ながら成長していることもあるだろうからなおさらだろう。

 

シンプルさとはやはり奥がきっと深いのだと思う。素朴さだとか質素倹約だとか、修行僧が何年も必死に厳しい修行を経るものである。なんでもかんでも捨てればいいというものでもないと思う。シンプルさとは複雑なものからいろいろ削ぎ落せばたどりつくものでもないと思っている。なんとなく不可逆なものではないだろうか?

 

おわりに

単純なものから複雑なものへと変化したものはちゃんと元に戻せるのだろうか。絡まった電源コードのようにほぐせば複数のシンプルなコードに戻るのか。そういうわけでもなく、きっと複雑に融合してしまった何かだからあまり切り貼りもできないように思う。

 

案外これは単純なことなのかもしれないが、あまり意識はしていなかった。たぶん元に戻せるだろうぐらいに思っていたが、よくよく考えれば一回散らばったものは元の形には戻りづらいのは当然のことのように思う。とすれば新しくもう一度シンプルなものを作り直すしかないのだろうか。一から作り直すほうが確かに早そうな気もする。

 

人の思想だとか考えとか目標とか…。そういったものも時間がたつにつれてどんどん変わっていく。その時もとの状態に戻そうとか今ある複雑さを削ぎ落そうとするのではなく、もしシンプルさを欲しがるのであれば作り直したほうがよいのかもしれない。