かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

勉強で夜ふかしするのはなかなか楽しい

 

学生時代も大人になっても、勉強で夜ふかしして超楽しい!なんてないと思ってた。
ところがどっこい。学生の時もおとなになった今でも勉強は楽しい。
勉強というか、何かを学んで理解できた!ってなるとすごく嬉しい。

 

それはテストの点が上がるから嬉しいわけじゃない。
自分で疑問に思ったことに、自分で納得の行く答えが手に入ったから嬉しい。
なかなか自分の疑問はかなりへんてこなので、世間一般の人は気にならないらしい。
あともう一つはみんなわかっているから、意外と書かないということも多いみたいだ。

 

昨日の夜、ふとわかったのは「実は色ってかなり少ないのでは?」ということ。
いや、色ってめっちゃ多いじゃん!と言われると思う。
自分も漠然とそう思っていた。

 

ファッションとか家の内装の色合わせとかすごく大変だと思ってた。
だからこそデザイナーという専門職がいるのだろうと。
漫画とかイラストを書く人はもんのすっごいなーと思っていた。

ところが、考え方を少し変えてみた。色だけでプログラミングは可能だろうか?
これはもう、めっちゃめちゃ大変だ。はっきりいって無謀としか言いようがない。
どういうことかというと、色だけでHello worldという文字は表現できるかということ。

いや、黒で文字をかけばいいじゃん?となるのは甘い。なぜならそれは形でできてるから。
全部統一された丸とか四角で、色分けだけで文字を表現する。そんなことは無理だ。
いや、実際のところ超頑張ればできる。カラーコードをデコードすればいい。
実際にセキュリティ系のコンテストで画像をもとに暗号コードを復号させるなんてのもある。QRコードも白黒で表現がされている。

 

でもそれは位置や形での表現とも言える。色だけでというのはかなり難しい。
すごいひねくれた考え方だから他の人はやらないと思うけど。

 

色はマンセルうんちゃら的にだいたいは10種類くらいらしい。
赤、黄、緑、青、紫の基本的な5色+それらの中間をとったもの5色。(赤黄、黄緑…)
あと白、黒、灰色。


ぶっちゃけ文字よりも少ないのである。圧倒的に。
もちろんうぐいす色だとか複雑な色があるが、簡単にいえば黄緑に分類される。
たぶん普通の黄緑とうぐいす色、お茶の色など混ぜても区別しづらいだろう。

 

 

実は色の数はぶっちゃけ少ない。色だけで文字のように表現することはできない。
色だけでプログラミングするのはかなり難しい。(異常な表現である)
この理解が自分にとってめちゃめちゃおもしろかった。

 

もっと色はたくさんあって、組み合わせが爆発しているものだと思っていた。
細かくしてしまえば確かに組み合わせは爆発する。
だが、トーンだとかメインカラーサブカラーの組み合わせとか、ある程度決まっている。


だいたい三色、四色程度でまとめたほうがいいのなら、基本は10C4=210組だ。
で、類似色など隣り合わない組もある。
実際には100組もないだろう。10C3ならば120組。全然少ない。

 

つまり色の組み合わせ”だけ”で表現できることはかなり少ないのである。
かなり色の違いが少ない、目立たない組み合わせなんかもあるので使えるものはさらに少ないだろう。
よって、デザイナーの人は実は使える色の組み合わせの”少なさ”に苦労しているのかもしれない。


色だけでは世界観は表現しきれない。かすれとか、筆の感じだとか、素材、形、模様…
いろんな組み合わせでパターンが増えてゆく。表現の情報量を上げることができる。
モザイクをかけると情報量が落ちる。色だけ見れば情報量は少ないのだ。

 

当たり前なのかもしれないけれど、自分にとっては結構衝撃だった。
色の数も実は少なくて、しかも組み合わせてもやはりパターンが少ない。
となれば色の公式を覚えるとめっちゃ強力なのである。だってもとが少ないから。

 

逆に言うと、なんか色多いなーと思うのならたぶん人類が色について研究したからだろう。
色がそもそも少ないので明度とか彩度、金属色、光沢…いろんな光と色が研究された。
じゃないと表現するのにめっちゃ苦労するってことだろう。

 

なんか自分の心構えが変わるというのはいい感じだなと思う。
色について手出しできない大宇宙の中の途方も無い組み合わせを考えながら悩むよりも、ああたかだか20もない色を3回組み合わせる程度か、基本は…と思えば断然楽である。

まあわかっている。世の中単純じゃないのでもっともっと組み合わせは実際には多い。
形も、模様も、素材も、いろんなものが組み合わさることはわかる。
でも、色彩という単純な要素での組み合わせは少ない。
そう思えば初心者として安心して一歩踏み出せるってことだ。