この眠気っていったい何の眠気?
体の痛みなんかはよく区別できるものだと思う。体のどの箇所が痛いのかはすぐにわかるし、それがじくじくした痛みなら切り傷、どかどかと痛いなら打撲。そんな感じで痛みという信号は簡単に区別できると思う。歯の痛みについてもよっぽどじゃない限りはすぐにどこが痛いかを教えてくれるし、全くと言っていいほど無視できないほど強い信号だ。歯の痛みと体の痛みを混同することもない。
けれど眠気ばっかりは何にも区別付かないものだなあなんて思った。まあ同列に語るのも変な話かもしれないが、とにかくそう思った。体の調子を把握するために自分のことを良く知りたいとは思うのだけれども、眠気が発生しているそもそもの原因がまったくつかめないことが多いし、その眠気にはまったく抗えないから意味がない。
空腹なんかは何故腹が減っているかはわかりやすいし、おなかの音は消化がうまくいっているときになっているものと本当の空腹とかも区別ができる。けれども眠気だけは妙に区別がつかない。それが直前に服用した花粉の薬による眠気なのか、それともお昼ご飯を食べたことによる眠気なのか、はたまた前日の睡眠不足なのか。もう少しわかりやすく眠気の種類を分けてくれてもよかったんじゃないかなあと思う。
と思って調べてみたら面白いサイトがヒットしたので引用させてもらう。どうやら眠気には9種類ほどあると思ってよさそうだ。
この眠気対策ブログでは、以下のように眠気を分類しています。
(1)人間の生体リズムによる眠気
(2)体温の変化によるもの
(3)食後の眠気
(4)生活習慣から派生する眠気
(5)薬による眠気
(6)病気による眠気
(7)季節要因
(8)飲酒による眠気
(9)その他
ここでは、これらの「眠気」が、具体的にどういうものなのかをまとめてみました。
(1)人間の生体リズムによる眠気
人間の持つ生体リズムでは、夜中の3時〜6時と昼間の14〜16時に眠気を感じやすくなると言われています。
(2)体温の変化によるもの
夜の就寝時、人の体温は約1℃下がります。
このように、人の体は体温が下がると眠くなるようになっています。
(3)食後の眠気
食後にもよおす眠気です。
(4)生活習慣から派生する眠気
睡眠不足の時や、体力低下時、脳が疲れを感じた時などに休息を求めて感じる眠気や、体質・体調によって派生する眠気。
(5)薬による眠気
風邪薬などを服用した場合に起きる眠気。
(6)病気による眠気
病気による眠気。
治療・投薬・医師の診断が必要なもの。
(7)季節要因
春になると感じる眠気です。
(8)飲酒による眠気
飲酒後にあらわれる眠気です。
(9)その他
環境や状況によって一時的に発生する眠気。
おお、非常にわかりやすい分類でなかなか面白い。(7)の季節要因なんかは春眠暁を覚えず…という感じだろうか。(2)体温の変化も見逃せない。最近だと外の蒸し暑いところから涼しい快適な温度の室内へと移動すると眠くなるんだろうか。病気と生活習慣が別になっているのも注目するべきか。
授業中などにうっかり眠っているところがばれてしまった時などの言い訳に使えるかもしれない…というと不真面目だけれども、これらの種別を頭の中に入れておくと自分が今感じている眠気が生活リズム×体温×食後×生活習慣…とコンボが決まっててこれはヤバイと自覚できるようになるかもしれない。なるべくこのコンボを抑えるためにいくつか原因を取り除こう!ということができるかもしれない。
おわりに
心地よい眠気と心地よくない眠気というものはあるだろうか?とちょっと考えてみたことがきっかけだ。気持ち悪い眠気というのは経験したことがないかもしれない。だいたいは眠さに抗って体の気分が悪くなるだけだ。よくよく考えてみると眠気というのはなんだか不思議なものだなあと思う。
すげー眠いの耐えてるときこんな感じ。俺たちは無力だ‥‥ pic.twitter.com/qGeeWZ79uW
— LV41 (@lV41_) 2016年10月19日
眠気というのは本当に我慢ならなくて一律に体調が悪くても、春だろうと、健康だろうと、夜更かししてようとも同じような眠気がやってくる気がする。どれもこれも等しく抗うのには相当の努力が必要だ。
眠気というのはそれを感じている段階で眠いわけで、そうなるとまともに感覚というものが機能をしていないし脳も考えるのが嫌になっている状態と言えるかもしれない。だからこそ一律に眠気というのは区別できないものなのかもしれない。なんだか日常的に付き合っているものだけれども、まったくといって実態がつかめてないなあなんてふと思ってしまったのでこんな記事を書いてみた。この記事を書いているときもほんのりと眠気がやってきている気がする。