かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

TED「あなたに夢の仕事ができない理由」の感想。夢に言い訳しちゃダメだ

 

耳がとっても痛いけれども

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良薬は口に苦しというが、じゃあ耳に痛い素晴らしい発表は何と言えばいいのか。ともかくとしてタイトルから強烈だ。おそらくだがこの動画を見ようとする人はどこか夢を諦めてしまっているのではないか?自分もそうだ。そんな人にはとっても耳が痛いスピーチだ。

 

普通の人は普通の仕事を求める。素晴らしい成功じゃなくていい、普通でいい。自分は中流にいればいい。けれど昨今の世界情勢で見ると中流とか普通などは存在しないと切り捨てる。普通の仕事、そこそこの仕事なんてどこにもないのだと。そこそこの仕事、キャリアなんてないのに、なぜ存在しないものにしがみつくのか。

 

それは夢の仕事を諦めて自分に言い訳をするためなんだと説く。自分へのごまかしのために妥協できるところ、頑張らなくても到達できそうなところに目標を置いてしまうのだ。

 

人間関係が夢を諦めろといつ言ったのか

特に自分にとってつらいことだったのは「人間関係」を理由にしたごまかしが多いということだ。自分は社会人としてきちんと給料を稼ぎ、目の前の仕事を周囲のために頑張らないといけない。上司も忙しいし、自分ばかり楽をしてはいけない。家族になんていったらいいか…

 

これは人間関係を理由に夢を諦めているのだ。これを裏返してみると非常に強烈なメッセージになる。周囲の人間関係がいつあなたに「夢を諦めろ」と言ったのですかと。周囲の人間関係のせいで私は夢を諦めざるを得ませんでしたと言いたいのですかと。勝手に諦めたのは自分でしょうと言うわけだ。

 

これは自分にはとても痛い話だった。人間関係は理由にはならないのだ。自分の立場だとかそういったものも同じだ。夢を諦める理由を散々つけてもカッコ悪いだけだ。周囲のせいで諦めてる!とわめいても誰もそんな話、聞いたってしょうがない。

 

トークでは自分の子どもにこういう風に言うのが正しいと説く。子供がマジシャンになりたいと夢を語ってきたときにどう答えるか。”普通の”親なら「もっとマシな稼げる”普通の”仕事にしなさい」というだろう。夢は夢でしかないと。

 

けれどきちんと自分の夢をかなえられた人だけがこう言う資格がある。

 

「やってみなさい、わたしがやったように」 

 

こう言えない大人たちが子供に対して夢を諦めるように呪いをかけるのだ。「そこそこな仕事をしなさい、わたしが夢をあきらめたように」と。 きちんと「やってみなさい」と勇気づけられるように自分もなりたい。そういう覚悟が必要だと思う。