かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

頭はよくありません

 

自分はたまーにやればできる人っぽそう、真面目そう、数学できそうなどと言われることはあるけど、てんで全部ダメである。勉強もまったくできていない。人から期待されているのに応えられない。それが積み上がっていくと、すごい悲しい気持ちになる。

 

自分にとって勉強ができる、頭のいい人っていうのは自分にはできなかったことに対する憧れかもしれない。微積分学とか電磁気学、そういうのがちゃんとできる人間になりたかった。その世界が面白そうなのに根気よく問題を解くことができず、落ちぶれてしまった。よくある話で、なんの取り柄も価値もない。

マクスウェルの方程式についてきちんと説明できたり、圏論についてきちんと語れる人をとても尊敬している。別に試験の点数はどうでもよくて、人に説明できるだけの知識がある人がすごい。

 

その点、やっぱり東大の人とかはすごい。教養がある、知識がある、頭がいい。それはもう絶対的に敵わない。知識を得るための基礎体力がある。難しい問題に挫けず立ち向かい身につけられているから。新しい分野でもじーっと集中を切らさずに向き合う。好きでも嫌いでもないものに、かぶりついて理解できる強さがある。

他にも尊敬しているものは囲碁とか将棋とかじっと盤面に集中できることを尊敬する。3手先以上を考えて、終盤の詰めをどうするか読んだりできることがすごい。自分には2手先以上は大変に厳しく、すべてのものごとに詰めが甘い。

 

とはいえ、自分に厳しすぎるのだろうか。人に言われて初めて気づいた。ひょっとしてそういうことができる方が偉いと思っているだけなんだろうか。もしや、自分が狭い世界で見て、狭い世界の価値観に勝手に敗北感を覚えていただけなんだろうか。

憧れになれなかった自分が、自分自身を許せてなかっただけなのかもしれない。