天井に配管がたくさん通って入り組んでいるものが作りたい。
連休最終日にそんなことを思って取り組んだけど、なかなか難しかった。
まずダクトの規格が一般人にはわからない。スパイ映画とかでよくエアダクトに入って侵入するイメージはあるけど、大きさはどれくらいなんだろうか。
わからないのでいくつか商品として売っているところで寸法を見たりした。
ちなみに現実でダクトの中に入るのは無理らしい。まあ空気が通ることだけ考えて設計されているはずのところに体重50kg以上かかったら間違いなく落ちるし。子供でも厳しいだろう。
可能性はありますが、ルートを熟知していないと無理でしょう。
出入りできる場所、途中の障害物(ダンパなど)がなければ
大丈夫ですが、垂直な部分は上り下りできないですし
なんせ、真っ暗でしょうから危険です。照明を確保して
ルート熟知、出入り場所確保したうえでやるのなら可能性はあります。
(でも、人間が入るところではないので、やめましょう)
で、じゃあ寸法もとりあえずは決まったし、作ってみるか…となるわけだがこれも難しい。
まずランダムで作ろうとする。アドオンで生成してくれるものがあったので試してみたが…
なんとなくこれじゃない。ランダム感が強すぎるし、そこまで配管ってねじまがるものだろうか?規則性がほしいなあと思った。そもそも配管はどんな感じで伸びているのが正常なのか?天井を普段よく見ないし、配管設計についても知識がないのでわからない。
ともあれこれじゃないとわかったので、違う方法を考える。じゃあ手作業でおいてみるか…と思ってもなんか違う、となったのであった。
なんかこう…わざとらしいカーブばっかりでよろしくなかった。いっそやらないほうがマシだった可能性大。適当にランダムに重ねてもそれっぽさがでない。じゃあなんだろうか。
ここまで2,3時間。調べてみるとなんとなくだが、基本的には心臓と血管のような設計が正しいとわかってきた。空気の取り入れ、排出がメインなわけで、全体に行き届けなければならない。
そして主要な送風機?をたくさん置くのはコスト的によくない。メイン機から各所に一気に届けたい。となれば、メインの管からどんどん分岐するのが正しい。樹形図のような形というべきか。
で、ここまで作って気づいたのは…結局それっぽさがわかればいいってことだ。
完璧に設計しても大変だし、素人の自分が見てもわからないのなら一般の他の人もわかるわけがない。いわゆる”絵的な正しさ”が担保されていればいいのでは?と気づいた。
つまり違和感を感じさせる要素を可能な限り減らし、情報量を上げる。
カーブ部分はかなり減らし、適当に直交させつつ、メインの場所、サブの場所を決める。配管の太さを適当に変えて、重ねる。
たぶんこれだけでぱっとみ正しそうに見えるんだろうな、と思った。
ここまでで4,5時間。試行錯誤をした結果としては、それっぽく見えるように作るほうが楽だし、正しいという結論に。えー?と思える結果かもしれないが、そこまで力を入れる必要がない個人開発ならこの結論が正しいだろう、そう思う。
こういう結論に至るまで時間がかかるから、自分は進みが遅いんだよな…とも思った。
追記:
支えを追加+円柱追加。これだけでも個人的には雰囲気いいな~と単純に思ってしまう。ちょろいんだろうか。