今年もやっぱりわくわく
自分は図書館の業務にかかわったことはないのだけれど、図書館は在学中はとっても大好きだったし、今でももちろん大好きだ。だから図書館についての新しい取り組みについて見るととてもわくわくするし、なにより図書館の中の人がいったいどういったことに取り組みたいのか、悩んでいるのかを知れるだけでも嬉しい。
C4ljp2017/presentation - Code4Lib JAPAN
そんな図書館のITの発表が見れるCode4Lib 2017年度が9月2日にあったようなので資料を読んでみた。あまり専門外だからわかったことは言えないけれど、物理的な本というものに対してインターネットなどからどうやって利用者に情報をわかりやすく知らせるか?という感じの発表が多かったのではないだろうか。
Code4Libというタイトルだから当たり前だが、コンピュータを活用してどれだけ利用者にとって使いやすい図書館にできるのかを頑張っているのだと思う。中でもLOD、Linked Open Dataと呼ばれる技術についての発表は面白そうであった。
LODという単語は知らなかったのだが、それによってどういった点がよくなるのか、どんなことができたのか、場合によってはデモまで見れるというのは非常に貴重なものだと思う。こうした自分では知りえなかった情報を収集できるのもいいところだと思う。
こうした取り組みもなんだか図書館色がやっぱり強く出ていて非常に良いと思う。ただIT技術の進歩だとか活用というわけではなくて、図書館的な使命だとか役割を考えたうえで、というのはなかなか特徴が濃いと思う。インターネットなんて個人個人だとかすべてがバラバラで統一もできず、管理者なんて誰もいないような世界だろう。
それでも図書館の人として情報を整理せずにはいられないというか、情報の水先案内人的な使命感をもっていらっしゃるのだろうか。そういった観点から丁寧に研究を進められているように思える。それは直接的な利益だとかじゃなくて、本当に職業上の使命みたいなものであるから、他じゃ出てこない味があるように感じる。
これからもCode4Libなどの催しは積極的に調べてみたいなあと思う。
おわりに
昔の図書館や書店に設置してあるパソコンでの検索はあまり頼りにならなかったように思う。というか何故か半角カタカナで検索したりするものもあって、これはホントに大丈夫なのかと不安になるところも大きかった。そもそも日本語は漢字やカタカナも混じって検索が難しいのかもしれない。
だが今はもうスマートフォンが全てのインターフェースになりうる時代である。うまくやればきっと家電の操作もお手の物だろう。電子決済だってできてしまうのだから、人間が何かやりたいことを代替してくれているようなものだ。だからユーザ自身がもつスマートフォンをもとに検索してもらったほうがお互い楽なのかもしれない。
図書館に入ったときに自動でインストールとかされて、本の場所まできっちり案内してくれて、図書館を出ると消えてくれるようなアプリなんかがあると利用者にとっても心地よいだろうなと思う。そういったものはもしかすると今後、Siriだとかにうまく情報を自動で渡してがんばってもらうようにできるのかもしれない。
いかにユーザがストレスなく目的の情報にすぐにたどりつけるか。それは難しいことだけど、情報が整理されればされるほど、そして受け口が多くなるほどより便利になる。図書館の役目も少しずつITと溶け合って変化しているのかもしれないなあと思った。