かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

黒い箱

 

たまに本当に一年に二回くらい、全人類誰とも喋りたくない病になる。

まあ全人類も自分とは積極的にしゃべりたいわけはない。

なのでこちらから勝手に引きこもれば簡単に達成できる。

ただ黒い箱の中にひっそりと丸くなっていたいという欲がある。

こう書いてみると、赤ん坊の欲求っぽい気がしてきた。


偉い学者さんなどが見れば精神的にあれこれ、と注釈をつけてくれる気がする。

だがまあ余計なお世話である。こういう精神状態のときには特に。

そういう解釈よりもそっとそういう日もある。

どうぞ好きにしなさいと言ってくれたほうが嬉しい。

必要なのは許容だけで同情もいらない。遠慮とか配慮もいらない。

ただそういう日もある、そういう事実として受け入れられると楽である。

 

今現在だいたいそんな気分だ。胃が妙にむかむかする。気分がよくないのだろう。

寝不足などもあるし、体調もよくない。そういう日によくこういう気持ちになる。

もともと人は結構好きなのだが、気を使いすぎて疲れる。

そういう反動のような気もする。

 

布団の中で真っ暗にして丸くなっているととても落ち着く。

好きなように叫んで、くるまって、じっと息をこらえて。

いろんな気持ちを感じて、苦しんで。できれば一日で済むといいのだが。

こういう日は自分になにも期待せず、何も考えないのが一番いいと知っている。

そう考えている自分の気持ちすら全部投げ捨てたい、投げやりな気持ち。

支離滅裂な自分が嫌になるとかそういう複雑な日だってあるのだ。