かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

VRChatアバター変遷録(約一ヶ月)

 

自分がVRChatをはじめて大体一ヶ月と少しという感じ。
先日ようやくプレイ時間が100時間に到達した。
とりあえず自分のプレイの歴史ということで少しアバター変遷を振り返ろうと思う。

 

初代(黒歴史

VRChatでは自分の好きなアバターをアップロードして使うことができる。
自作する人もいれば販売されているアバターや無料で使えるアバターを使う人もいる。
自分は当初、Hitogataという無料で配布されているものを利用して作成した。

Hitogata

たぶん日雇礼子さんが有名だろう。

barzam154.hatenablog.com

 

初代ははいふりのミケちゃんを模してみようと頑張ったが挫折した。
あのかわいさは真似できるものではない。
まだ不慣れなこともあってポリゴン数を下手に削った結果、ガビガビに…。
なので自分の中で黒歴史化している。

 

とはいえこの失敗から学べたことは十分にあった。
自分の場合 キャラクターを好き ≠ そのキャラクターになりたい だったことだ。
まあこの式もキャラクターごとに違うことはよくある。

 

二代目

二代目はHitogataでかわいいキャラクターを作ろうと決めた。
それで作ったのが帽子+アホ毛+ロング+ジト目っぽいキャラである。
これはHitogata、すごい!と本気で感動した。このクオリティが無料なのはすごい。

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ちなみに目線も動くので自分で動かしている感がすごい。

 

さて、これで満足…と思ったら問題があった。スカートである。
3Dモデルにおいてスカートは鬼門である。そのことにまだ気づいていなかった。
説明すると、ちゃんと当たり判定をつけないと足がスカートから貫通する。
座るとすごく残念な図になってしまう。

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立っている間はいいのだが…画面の向こう側で微妙な表情。だめだこりゃ。

 

最初は気にしないでいこう、そう思っていても視界に入ると無性に悔しくなる。
到底我慢できなかった。
そこで当時はDynamic Boneを持っていなかったのでUnityのClothをやりはじめる。
が、結局Clothにも挫折する。

 

UnityのClothには欠点がいくつかある。一つは処理が重く推奨されないということ。
もう一つはポリゴン数が多いとそれだけ調整が面倒になること。
またうまくやらないと、ぐちゃぐちゃになること。

 

これらから導き出されるのは、スカートを制御するのはプロの仕事だということだ。
こんなものは初心者にはほぼ無理だ。できっこない。
一度やってみたが制御に2時間3時間かかった末に諦めた。

 

まあ失敗したわけだが、学べたことは非常に大きい。
世の中の3Dアバターを見て、うぉぉすごいスカートだ!とか感動するようになった。
スカートが短いとか肩出しとか、そういうのは破綻を避けるためでもある。
ロングスカートは相当すごい技術である。

 

様々な簡単な方法もあるようだが、自分の目的はスカートを倒すことではない。
意地でもスカートがほしいわけではない。
今の自分の技術ではスカートを使うことは残念ながらできない。
ともかく貴重な経験ができたとして、新しいアバター制作をすることにした。

 

三代目

3つ目は…気分を変えてBoxelで作ることにした。
要は箱で作られたアバターを簡単にできるということでよく使われている。
人によってすごく上手い人もいてマインクラフト適正がある人にうってつけだ。
では自分は…というと大失敗というか適正がなかった。

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うっ…。

 

できたのはこんなのである。イメージがまったくわかなかった。設計力がない。
しっかりとしたイメージがないと作れない。0からじゃ無理だと悟った。
これはこれで下手な人間としてアピールできるので消さないでおいた。


また、これは無機物(?)である。害もない。表情も><しかない。
和み役として、マスコットとして?まあいい感じである。
作るの失敗したなーというアバターでも持っておいて損はない。
しかしアバターを作るとなると「世知辛いのじゃー」の意味がすごくよくわかる。

 

四代目

そして四代目。深夜になんとなく何も考えずに作った。
スカートではなくジーンズタイプにして、あとは良さそうなものを組み合わせた。
だが、なぜこういう組み合わせにしたのか、なぜいつの間に猫耳をつけていたのか。
なぜこういう色の組み合わせにしたのか、自分でもよくわからない。

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意外と全身が写ったものを撮ってなかったのでUnityから。

 

そして意外と表情がいい感じである。というのも妙にやさぐれている。
キラキラしたかわいさじゃなくて、世間に疲れました感のある感じ。
この表情はあまり想定したものではなかったのだが、妙にツボに入ってしまった。
かなりのお気に入りとして今度は自撮りが捗るようになった。

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いい感じの表情もたまにはできるのだが…。

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基本すごい微妙そうな表情が妙に映える良いキャラクターだ。
自撮りも全然うれしくなさそうな感じが妙にツボだった。
これは一人温泉しているときに撮ったのだが、めちゃめちゃ不満げである。
まあ着衣で入ってるしなあ、そりゃこういう表情になるよなあ、なんて思ったり。
かわいいではなくやさぐれ。
やさぐれキャラは自分にとってかわいいよりも違和感がなかった。

 

ちなみにこのアバターのネクタイはデフォルトで垂直である。
これをなんとかするため、以前やってたClothが役に立った。
ネクタイくらいの簡単な揺れものなら十分Clothが活きる。

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この制御はうまくいったのでネクタイが骨折したり大宇宙に飛び出すこともない。
ちなみに初期の頃は失敗してしまい、ネクタイが結べないお姉さん扱いされた。
だるそうな目とやさぐれ感からダメなお姉さん系キャラが確立された瞬間である。
ビール缶とか持たせておくべきだったか。

まあそういった失敗もかわいい人たちがネクタイ結んであげるねーと来てくれたりしたので結果オーライである。ネクタイ結ばれることに喜びを感じてしまった。
まあUnity物理が荒ぶっている限りきちんと結ばれることはないのだが。
ともかく失敗もまたキャラの味付けとしておいしかったというのは妙な発見だった。

 

五代目

で、Dynamic Boneも購入して作ったのが五代目。ようやく髪が揺れる。
猫耳+褐色+パーカーである。Hitogataにもなれてきたなあ、という出来。
また全身の動きを投影できるフルトラッキングになったのもこの頃。
おかげでさらに自撮りがはかどってしまった。

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フルトラだと足を組んだりもできるのだが、気をつけないとおじさん座りになる。
が、それでもいいやという感じのアバターだと楽である。


やさぐれてる系アバターはそういう意味で良い。
かわいい女の子におじさん要素を入れておくと生活がしやすいと気づいた。

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だらっとたそがれる人の図。自分らしさがあると楽。

六代目(現在)

現在は販売されているものも使ってみたかったのでBOOTHで咲楽ちゃんを購入。

booth.pm

 

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こちらをそろそろハロウィンなのでオレンジにして使っている。
BOOTHで無料のかぼちゃもあったので適当に腰にくっつけさせて頂いた。

booth.pm
もとの桜のテクスチャもそのまんまに手抜きハロウィン対応である。
かかった時間が一時間ぐらい。手軽である。
今後冬になったら白っぽくして雪だるまをくっつける予定だ。
これで春夏秋冬、大丈夫なはず。小物と色味でばっちりだ。

 

おわりに

VRChatのアバターづくりは沼である。底がない。日々新しい表現が生まれる。
作るたびにもっといいものができそうな気がしてくる。
季節が変わればアバターの衣服を変えたくなる。イベントがあれば対応したくなる。
温泉やプールではそれ用の準備がしたくなる。

 

そうして果てしない沼に落ちていく…。
またワールドというまた別の沼もあったりする。ゲーム作成もまた沼だ。
VRChatの世界はまだ始まったばかりだが、どんどん広がっていっている。
自分もどこまで沼に落ちていくのかわからない。
が、やれるところまでやってみようと思う。