かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

ゲームを好きでいられるコミュニティ

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夜遅くまでディスプレイを見る生活。(VRChat: 04˸00am — by miuthepotato)

社会人になったとき、ゲームが趣味で良いのか悩んだ。
一人で部屋にこもって安いゲームばかり遊んでいていいのか。

周囲に誘われてアウトドアっぽい遊びや旅行にも行ったが、いまいち続かなかった。
サッカー、フットサル、サイクリング、ボルダリング、釣りにゴルフ。
社会人っぽい趣味は数あれど、今ひとつ自分に合っているとは思わなかった。

 

今もそうかはわからないが、ゲームが好きというのは肩身が狭く感じる。
ゴルフやらダーツやら、野球とかメジャーな趣味は人と人との交流がしやすい。
ゲームはゲーム脳とか学力が下がるとかネガティブな文脈が多い気がした。
なにより一人でやっているわけで、味方がいない。
現実の友人、会社での付き合い、そういうものがない趣味は不利に感じた。

 

 

今はどうか。自分なりに焦らず、落ち着いて世の中を見れるようになった。
多くの人の休日の過ごし方は、Youtubeで動画を見ることだろう。それをようやく理解できたようなきがする。昔はきっとレンタルビデオ、DVD鑑賞、もっと前なら本を読んだりテレビをだらだら見ることだったはずだ。

案外社交的な趣味を持ち、ばりばり頑張っちゃう人は少ないのである。
多くの人は仕事を真面目にそこそここなしつつ、自分の好きなようにだらけて過ごす。
それが当たり前なのだ。その中にゲームの趣味があることは、まったく普通である。

 

…たぶん、積極的に声をかけてくる人がそういう趣味を持っているだけだった。
平穏に過ごしていて、満足している人は他人に声掛けしなくていい。
そして多くの人は自分の休日の過ごし方におおむね満足している。

自分の焦りがなくなった理由はゲーム好きのコミュニティに参加できたからだと思う。
VRChatをプレイして、友人と過ごせるようになったよかった。
様々な年代の人が、多くのゲームをプレイしている。新作が出ればみなやりだすし、ものすごく極める人もいる。プレイスタイルも様々だ。

仲間がいればああ、自分もゲームが好きでいいんだなと思える。
社交的で向上心、上昇志向の強い人のコミュニティには自分は合わなかった。

そういうものなんだろうな、と思う。