今日はいい天気だった。空がほんのり灰色な、明るい空だった。
梅雨真っ只中の、少し霧雨がでている寒い一日だった。だが、天気はよかった。
地面全体をきれいに影なく照らしていたからだ。これはめったにないだろう。
もしかすると外で3Dスキャンするには絶好の天気だったかもしれない。
少しもったいないことをした。
これを3Dで再現するのは実はなかなか難しい。影がほんのりでるような、でないような均質な光を再現するのが難しいからだ。完全に影をなくしては嘘っぽく見える。だが影があると光が強すぎることになる。
ぎりぎり嘘じゃない、本物らしさを追求するには観察が必要だ。
どこらへんまで頑張れば本物のように見えるかは、よーく現実の影を見ないといけない。リアルさはどこにあるのだろうか。
実は最初に載せた画像はもっと暗かった。カメラで見るとめちゃめちゃ暗い。
いやいやこんなに暗くなかった。なので加工したわけだ。
カメラの設定をよくわかってないからこういうことになるんだろう。
もしくは人間の目がよくできていて、暗さをうまく感じさせてなかっただけかもしれない。
今日はびっくりするほどきれいな白だった。
もっと観察しておけばよかった。写真も撮ったが、いまいちだ。
あの白さ、美しさはどうにも再現も記録もできずらいものらしい。