かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

7 days to end with you は難しすぎるわけではない

 

かわいいことしかわからない

7 days to end with you をクリアした。
めちゃめちゃ時間かかるかな?と思ったけど実際のプレイ時間は5時間程度。
案外あっさりいける。見た目や難易度が高そうと思って敬遠する人に、難易度について解説しておきたい。

 

朝起きると、彼女が理解できない言葉を話しているところから始まる。
言語の意味を自分なりに見つけて、翻訳していくゲームだ。

手がかりはいくつかある。
カードなどで意味を教えてくれるし、指さして物を教えてもらうこともできる。

ここでゲームの解き方がわかった

で、このゲームは完全に1から言語を解読することが求められているわけではない。
ある程度ヒントが有り、相対的な形で言語を解読することができる。

例えば本棚に本がいくつかおいてある。緑、赤、青の本であり、冊数も違うし、なんならジャンルも異なる可能性がある。「旅行の本」「料理の本」「科学の本」など。

 

その隣には水色っぽい水差しもあるし、様々な色のものが今後も存在する。
つまり、色と数字の単語を理解することで飛躍的に言語の理解がすすむだろう。

このゲームはガチの言語解析は必要ない。文法構造も適当でいい。理解しなくてOK。

それよりも、隣接した単語を知っていくことで穴埋めができる。

本を3つ調べることで手に入るのはこういう文章だ。

そして、ここで同じなのは一番最後だ。つまり最後は本だろう、とか考えてもいいし、違う可能性を考えてもいい。なんらかの名詞かもしれないと思ってもいいし、仮定で考えていけばいい。

 

AとBの単語を知っていれば、間に入る単語も絞ることができたりする。
かなりクロスワードチックなゲームに仕上がっているのだ。

なので全部調べなくても使い回しの多い、なんとなくそうだろうと思える単語はあたりだ。例えばYes/Noとか。疑問形の扱いとか。あいさつとか。

それを踏まえて、彼女の表情や状況によって朝のあいさつか、夜のあいさつかなど類推することが可能だ。

 

一方で彼女は彼女でいじわる…というか抜けてると言うべきか…一筋縄じゃいかない部分もある。そこまで親切ってわけでもない。

 

あなたはコップに入った水を日本語を知らない人に説明するときどうするか?
ペットボトルに入った水とどう違うことを説明したらいいか?

液体 + 容器 だから全部一緒かもしれない。そういう超大雑把なのか、それとも初学者にわかりやすく教えているのか微妙な部分もある。

このゲームの特徴として単語数は実はそれほど多くない。長文もほぼでない。
なので5時間くらいで終えることができる。

 

大事なのは核心に至る数個の言葉を確定させること。その単語一つ間違えるだけで、まったく伝わらないことになる。

英語を始めて学んだとき、相手が喋る単語の中核の言葉がわからないと、全体がわからないことが多々あっただろう。そういうことになる。端々の言葉は適当でもいい。

けど、彼女が一番大切なことを伝えようとしているとき、自分がそれを外さないように理解するためには努力が必要だ。

 

本当に大切なことは、たった数個の単語でも十分に伝わっていく、という美しい物語でもあった。いいゲームでした。

難しそうと思っても、意外と難易度は悪くない、クロスワードパズルだと思ってやってみてもいいかも。

www.youtube.com

実はこのゲームをやりたいと思ったのがこの動画からでもあったのだが、ここまで難しく考えなくてもクリアできるので、お気軽にどうぞ。