音楽理論への憧れ
一度音楽を作ってみようとして、まず耳コピをしようとしたことがある。MIDIでドラムから作ろうとした。なかなかおもしろくて夢中になり、サビのメロディーを打ち込んで「なんておもしろいんだ!」と絶叫したくなった。
MIDIで作っているとリズムが可視化されるからなおのこと面白い。音を視覚で見るという、自分にはおそらくないだろう共感覚を感じさせてくれるからだ。そうして音を作ったものを見てみると、どういう音があるのかないのかを感じられて面白い。
耳コピはおすすめだ。自分の好きな曲を分解していく作業に似ている。ある意味時計の中身が気になって分解する子供とおんなじだ。好きな音楽を分解するなら自分でどれがどの音かを当てる分解クイズをやってみると楽しい。そして、その曲の素晴らしさに二度気づけて、さらに美味しく楽しめる。
そうして分解してみるとまったく音楽というのは不思議で、どうしてこういう音でリズムなのか、歴史を知りたくなるのだが音楽理論とは結構専門性が高く趣味でやる人はなかなかそこまでたどり着かないマニアックな領域なんだろうか。
ともかくとして知りたかった音楽理論を知ることができず、なんとなく挫折したままになっている。できれば知りたいなと思うのだが、これが独学の限界かなあと思ってもいる。悔しい気持ちなのだが、ふとした拍子で書店に行っていい本があったら買ってみようかななんて思う。