かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

笑顔で騙してくれ

森の夜のカフェ。(VRChat: Forest Night Cafe — by MinaFrancesca)

出店めぐりをしたのだが、やはりいい笑顔で売ってくれる店は気持ちがいい。
ただ、笑顔を強制したいわけじゃないし、なんなら人間が売らなくてもいいとは思う。
効率で言えばオンラインショッピングが一番だろう。交通費もいらない。
時給換算したらオンラインでぱぱっと買ったほうがいい。

 

だから、リアルの店舗は娯楽みたいなものだろう。買い物という楽しみそのもの。
楽しめたかどうかも重要なポイントだ。残念ながら。
理性的には人とのコミュニケーションを味・商品の評価に入れるべきではないとわかっている。だが感情的な部分では人間とのコミュニケーションも当然入る。

 

あるお店で食べ物を買った。その店は周囲と比較して人が並んでなかったからゆっくり吟味して買うことができた。店員さんも丁寧で、付属してくる箸もなかなかの品質だった。またいこうかなと思える店だった。

もう一つ気になった店があった。その店には人が並んでいて買い物はしていたが…あまり対応が好きになれなかった。たぶん疲れていたんだと思う。さっきの店と比べちゃうとな、と思ってそっと避けてしまった。

 

人間には理性じゃ御せないしょうもないところがある。坊主憎けりゃ、なんてこともあるように、店員さんとの印象が悪いと評価も悪くなりがちだ。接客業ってホントに過酷だなと思う。自分には到底できない。できるだけ店員さんには感謝を伝えて、態度を丁寧にすることを常に心がけている。

けど、全員そういう客ばかりじゃないだろうし、大勢来ればそれだけ疲れる。人それぞれ性格もあるし、そういう態度を好ましく思う人もいるだろう。合う合わないはある。

 

自分はなるべくなら笑顔で騙してほしいなあと思う。おいしくないものを辛気臭い顔で売られたら、落ち込む。おいしくなくても笑顔で元気良く売られたら、まあ苦笑いで済ませられる。面白かったな、商売上手だなあと。

販売業の過酷さだ。笑顔、丁寧さは基本なんだろう。ここまで厳しいのは日本だけか。
そんなことを思ったりした。