たぶんデザインにこだわってドロップ厳選すればいいのかもだが…
このゲームの面白さを知るには10時間かかると言われ、16時間プレイした。
自分が感じた面白さは、「ドロップ品漁りの楽しさ」だ。
これはFallout、The Elder Scrollsシリーズと何ら変わりない。
もっと言えば、BoarderlandsなどFPSのドロップ品にレア度があるやつと同じだ。
違いといえば膨大なオブジェクトの数とグラフィック、巨大なマップだけだろう。
とにかくオブジェクトがマジで多すぎる
2300年だろうと!
Starfieldは…なんというか量が多すぎる。システムが複雑なのではない。
物量と種類が多い。種類と量が多いことこそ、リアリティといわんばかりに。
例えば敵の基地を強襲して、金目のものを漁る。が…ゲーム序盤でもおそらく10分間の間にプレイヤーが拾えるアイテムの数は誇張なく50~100個はあるだろう。何の価値もない、ゲーム中でもいっさい目標にもならない、意味のないアイテムがたくさん拾えるのである。
いや、2300年ならさすがに互換性持たせようよ
例えばマグカップが20個拾えたからなんだというんだろうか。
売り払うにもかさばるし、安いし。自分の船の中を飾るためのアイテムにしては量が多すぎる。
ダンジョンでむやみやたらに大量の意味のないアイテムを選別し、バッグがかさばるのをなんとかやりくりする、不思議なゲームになってしまっている。
…もう過去作からの宿命といえば宿命なのだが、2300年だかになってもやることはバッグの荷物整理が大半である。荷物運び用のロボットなり、バイクや乗り物なりなにかなかったのか?2023年ではドローンによる配達なんて話もあるのに?
『Starfield』クリアしました。
— 桜井 政博 / Masahiro Sakurai (@Sora_Sakurai) 2023年9月9日
終始持ち物の重量に悩むゲームなので、割り切りが必要ですね。
選別していると、ホントに時間がかかる…
クリアした人ですら、ずーっと持ち物の整理に悩むゲーム性なのがうかがえる。
ミッション:敵の抹殺
ゲームの目的に関しても、結局は敵を抹殺するのみである。基本的に。
盗んだり、説得もあるけど基本的には敵抹殺が多い。代わり映えしない。
過去作と変わらず、ミッションを受け、洞窟やダンジョンにもぐり、敵を殲滅してアイテムをしこたま集め、依頼達成と荷物換金、また繰り返しである。
一番おもしろいポイントは?
結局、Starfieldの一番面白いところはなにか。
それはドロップアイテムの細かさと戦利品の換金だろう。とことん敵を倒し、ドロップ品をなんとか持ち運び、換金し、また良い武器を手に入れ無双する。武器厳選、武器ガチャとほぼ変わらない。それは多くのオフラインゲームがこれまでも実装し、多くのプレイヤーが喜ぶ要素だった。
Starfieldはそんな変わらない要素を素晴らしいグラフィックと大量のドロップ品、ほぼ無限にあるダンジョンで実現してくれている。Falloutなどからまったく変化はないが、強いドロップ品が手に入れば一攫千金、敵が何人こようとも無双できるシステムで、原初的な面白さを感じることができると思う。